金居原の集落から少し岐阜寄りに林道の入り口がある。すぐ側に車を置ける場所がある。 未舗装の林道を少し登ると、橋のたもとに「横山岳」の看板があるので、登山口はすぐに見つかった。 |
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2,30mも行くと朽ちかけた丸木橋があるが、危ないもんだ。 水量が少ないので、谷川に降りて徒渉する。 |
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道は杉林の中をジグザグに上っていく。作業道としては不自然で、登山用に付けたものだろう。 今はまだ大丈夫だが、梅雨を過ぎると草に埋もれて、道を失うかも知れない。 |
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20分ほどで尾根に出ると、所々の木に矢印が縛り付けてあって有り難い。 何しろ、あまり人が通らないようなので、何カ所か道が消えている。 |
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と言っても、だいたいは分かりやすく緩やかな尾根歩きなので、難しい登山ではない。 道を失いそうになった時のために、赤テープは持っていた方が良い。 道が分かりにくい区間はそんなに長く続かないので、少し行きつ戻りつすれば見つかる。 |
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登り始めて2時間ほどで下の池に着く。 差し渡し2,30mはありそうな、山上池としては結構大きい。 ほとんど干上がって、泥田のようになっている。浚渫しなければ、あと何年かで池でなくなるだろう。 地形からして、人工の池だ。父の話では炭焼き用らしい。 |
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上の池までは5分もかからない。 こちらの方が少し大きくて、水もある。 カエルやイモリも住んでいた。 さて、どちらが姉で妹なのかは分からないが、多分上の池が姉池なのだろう。 |
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さらに10分ほど登ると、阿蘇岳の三角点に至る。因みに三角点の点名は「阿曾谷」。 「山武」という登山グループが札をかけていて紛らわしい。ネットで見ると、この札を見て山武という三角点だと思った人が居るようだ。 横山岳の山開きの時に出会った女性もそう思い込んでいた。 |
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さらに5分ほど登ると、横山岳の東尾根登山コースと合流する。 ここから先は先日登ったので、今日はここまでで下山する。 |
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登りには気がつかなかったが、ギンリョウソウがたくさん咲いている。 群落という程でもないが、あちこちに白い花が見える。 |
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阿蘇岳の辺りの何でもない斜面で足を取られて転倒した。 ポキリといやな音がして、足首のあたりが痛い。とりあえず靴の上からぐるぐる巻きにテーピングして固定した。 木の枝を杖にして、なんとか下山する。片足で600m(距離は3km弱)程下るのは、本当に大変だった。 |
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家に帰ると、家族に「だから一人で山に行くなと言っただろう。」と、こってり責められた。 見事に腓骨が折れて、全治6週間。 腓骨でなく脛骨や大腿骨なら遭難していた可能性もあるわけで。 低山をなめてはいけません。 |
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覚えのために。 (1) テーピングテープは1本では足りない。 最低2本は持つ事。 (2) 緩い斜面で油断していた。どんな時も、足の運びだけは気をつける事。 |
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