スターウォーズ計画の中で研究されていたのは、X線レーザーと化学レーザーが主であったと思う。 X線レーザーは小型の核爆弾を爆発させて、発生するX線を収束する。 化学レーザーはフッ素と水素を高速で反応させて、励起状態のフッ化水素が基底状態に落ちる時のエネルギーで発振する。当然、大量のフッ化水素を排気する。 というわけで、どちらも大気中で使うのには少し問題があるので、衛星兵器専用だった。 一方で、荷電粒子ビームは真空中では射程が著しく短い(数10m)ので、大気中で使用する事を前提に開発されていた。 今実用化されているのはフッ化重水素レーザーだそうだが、排気はどうしているのだろう。 射程はあまり長くないようだが、すでに実績のあるファランクス(アメリカのシウスの一種)を応用して、飛来する砲弾やミサイルを破壊できるようだ。 (実体弾でなくレーザービームに対してフィードバックをどうするのかというのはちょっと興味のあるところだ。大昔は曳光弾でフィードバックした。) そんな事なら今までからファランクスで出来ていたと思うかも知れないが、対艦ミサイルを1機撃墜するコストが劇的に安く、しかも早くなった、と考えるとどうだろう。「安くて早い」って、聞いた事あるなぁ。 |
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