4,5,6,月の日記に戻る

 杉野から横山岳に登るコースは「コエチ谷から三高尾根」「白谷本流」「東尾根」の3本がある。今日は白谷本流コースを登る事にする。

 他には「南卦寺、墓谷山から三高尾根」「余呉町菅並から西尾根」コースもあるが、マニア向きだ。
 東尾根コースが出来てからは、白谷本流コースを登る人は少なくなったそうだが、元々こちらがメインの登山路だ。

 登りだしてしばらくすると、工事中の林道を横切るのでがっかりする。
 太鼓橋のところで林道と交差してしばらく行くと、経の滝。
 もうちょっと行くと、五銚子の滝。

 ここまでは谷川沿いの道で、たいしたことはないのだが、五銚子の滝から上は急登で、なかなかキビシイ。
 子供会かPTAか。小中学生とその親らしい集団で山頂の広場はいっぱいだった。

 駐車場からここまで標高差900mほどで、ゆっくり登って2時間半。標高差の割に時間がかかっていないことから分かるように、かなりストレートな急登だ。
 横山岳はきれいな双耳峰だ。

 つり尾根から東峰を通って、東尾根コースに降りようと思う。

 つり尾根から振り返ると、手前が三高尾根、その向こうが墓谷山、その向こうにちょっと見えるのが余呉湖、賤ヶ岳を挟んで一番向こうが琵琶湖。
 つり尾根を渡る道はずっと以前に廃道になって、完全にヤブになっていたものを、杉野山の会が再生してくれた。

 さらに東尾根コースも整備していただいて、感謝、感謝。
 東峰の山頂もちょっとした広場になっているが、ほとんどの人は通過するだけで、あまり人影はない。
 東尾根コースはブナの好きな人なら大喜びしそうなブナ林が続く。

 別に椎でも樫でも良さそうなものだが、ブナは特別にファンが多い。

 白谷コースほど急でもなく、登りにも下りにも良い。楽しい山道だ。
 途中にこんな案内があった。阿蘇岳を経て「金居原夜叉ヶ池」へ至ると読める。

 夜叉ヶ池と聞いては是非とも行きたいが、雨も降ってきたので次回とする。
 林道、東尾根コース登山口に到着。

 ここから白谷登山口に置いた車まで、林道歩きが30分。

 疲れた足で、舗装された急な林道を下るのは結構辛い。有り難くないが、仕方がない。