10,11,12月の日記に戻る

 8時からテントの準備をしたが、整わない内にお客さんがやってくる。

 地元で採れた自然薯や落花生などを売る。もうけるつもりもないので、何でも100円。炊き込みご飯などは実費だ。
 グルメな知人が、「パンはここのしか食わない」と言っていたアメリカ堂のパン。昼飯に食おうと思っていたら、早くに売り切れてしまった。残念なり。

 ツルヤのサラダパンが有名になってしまったが、こちらの主人は宣伝するつもりは全然無いようだ。
 売り物はついでであって、本業はけんちん汁屋だ。大釜でどんどんつくるが、間に合わないほどだ。

 手間をかけて準備をしただけあって、確かに美味しい。リピーターも少なくない。

 予定より大分早く無くなってしまったが、そんなにたくさん準備できないので、仕方がない。
 高時小学校の児童があちこちに分かれて、声を張り上げていた。地域のことを調べて、発表している。

 大方の観光客は流れて行ってしまうが、たまに立ち止まって聞いてくれる。誰もいないと、「聞いていって下さい」と大声で呼びかけている。

 調べることも勉強になるだろうし、知らない人の前で発表するのは、実によい経験だ。