村はずれで車を止めて、近くの理髪店で山まわりの事をたずねた。 馬上のお宮さんの横から登って、「こもれび苑」の所に降りてくると言う。 なんだ、そんなものだったのか。記憶の中では稜線を延々と松明の明かりが続いていたのだが。 |
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神社の北側のちょっとした広場から道がついている。 車ではちょっとキビシイが、十分2人並んで歩ける。急斜面だ。 道としてはもう使われていないようだが、笹がきれいに刈ってある。今でも行事のためだけに整備しているのだろう。 |
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尾根に上がってしまうと、ほぼ水平な気持ちの良い散歩道だ。 杉や檜の植林が放置されていて、見晴らしは良くない。今でも山まわりをしておられる様だが、これでは下から松明は見えないだろう。 それ以前に、火の用心が大変だ。 |
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下りになると、すぐにテレビの中継塔がある。 「こもれび苑」の土塁の横に降りてくる。 一周30分弱だろうか。初めて登ったのに、懐かしいような気がした。祖母が亡くなって50年になる。 |
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