1,2,3月の日記に戻る

 村はずれで車を止めて、近くの理髪店で山まわりの事をたずねた。

 馬上のお宮さんの横から登って、「こもれび苑」の所に降りてくると言う。

 なんだ、そんなものだったのか。記憶の中では稜線を延々と松明の明かりが続いていたのだが。
 神社の北側のちょっとした広場から道がついている。

 車ではちょっとキビシイが、十分2人並んで歩ける。急斜面だ。

 道としてはもう使われていないようだが、笹がきれいに刈ってある。今でも行事のためだけに整備しているのだろう。
 尾根に上がってしまうと、ほぼ水平な気持ちの良い散歩道だ。

 杉や檜の植林が放置されていて、見晴らしは良くない。今でも山まわりをしておられる様だが、これでは下から松明は見えないだろう。

 それ以前に、火の用心が大変だ。
 下りになると、すぐにテレビの中継塔がある。

 「こもれび苑」の土塁の横に降りてくる。

 一周30分弱だろうか。初めて登ったのに、懐かしいような気がした。祖母が亡くなって50年になる。