4,5,6月の日記に戻る

 365号線から200mほど登ったところにあるのだが、アプローチの入り口にゲートがあるので、歩いて登るしかない。

 ゲートの側の空き地に車を止めて登る。
 舗装路だが、かなり荒れているので、退屈しない。

 数年でどうしてこんなに荒れたのか、地形や舗装の下を見ながら登る。
 急な谷間に無理に道をつけたのが分かる。

 道の谷側の法面が弱くてずり下がり、道が縦にさけたようになっている。

 こういう荒れた光景を見ると、世紀末ムービーを見るようで、ワクワクする。
 向かいの尾根には、先日通った電波塔が見える。
 リフトや管理棟、食堂などはまったくそのまま残っている。
 駐車場のまわりには携帯の基地局が3本有った。

 アプローチもロケーションも良い、上手い場所を考えたものだ。

 スキー場が閉鎖されてから建てたものだろうか。
 駐車場の北西の角にはっきりした道があって、関電の鉄塔の保守用の道だ。

 この道を5分ほど行くと、先日下谷山に登った道と合流する。
 さらにスキー場の斜面を登って、山頂を目指す。

 googleで見ると、この山の裏側にもゲレンデがあるようなので、今日はそこまで行くことにしよう。
 山頂からは、先日登った下谷山やその手前に下山した尾根が見える。

 下谷山から右の方にも尾根が伸びているが、下谷山から先は濃いヤブで、根性がないと登れない。

 しかも、人里まで距離があるので、覚悟が必要。
 山頂から反対側の斜面を見る。林道コースが2本有るだけだ。

 このあたりの山は尾根付近以外は急な斜面で、どうしてこんな所にスキー場を作ろうと思ったのか、理解に苦しむ。

 リフトも山肌を大きく削って、無理につけた感じだ。
 谷底にある、林道コース終点を上から見下ろす。

 ここからさらに谷を下る道は無く、リフトで山頂に戻るしかない。
 スキー場跡を堪能して下山する途中、駐車場とアプローチで下谷山に登る登山者に3人出会った。

 帰りに中河内の座禅草の群生地に寄ってみた。すっかり大きくなって、知らない人は座禅草とは気がつかないだろう。