4,5,6月の日記に戻る

 JRで沼田まで、沼田から鳩待峠まではバスで行く。

 鳩待峠にはバスターミナルやレストラン、土産物屋などがある。

 これから尾瀬へ行く人や、帰ってきた人たちでにぎやかだ。
   尾瀬は標高1400mあたりにある高層湿原だ。まわりを山がぐるっと囲んでいる。

 鳩待峠は標高1600m程なので、バスを降りたら、尾瀬ヶ原まで200m程下る。

 道は極めて良く整備されている。ほとんどが左右二本の木道なので、すれ違いを気にする必要もない。
 尾瀬ヶ原の入り口、山の鼻の至仏山荘で一泊する予定だが、その手前ですでに水芭蕉の群落がある。

 私たちが行った時間帯には、帰ってくる人も多く、邪魔にならないように気をつけながら写真を撮る。
 山桜も満開だった。たんぽぽやフキノトウも咲いていて、ちょうど季節は春だ。
 山の鼻には何軒かの山小屋がある。互いに競争するから、どこも快適だ。

 ビジターセンター前のテント場から見たところ。右が宿泊する至仏山荘、左は避難小屋。
 まだシーズンが始まったばかりで、しかも平日なので、人が少ない。妻と二人で六畳の部屋を占領した。

 かつては普通の山小屋のように、何人でも泊めていたそうだが、今では環境保護のために、予約した人数だけしか泊めない。
 石鹸は使えないが、大きな風呂がある。トイレはシャワートイレ。一晩中廊下の電灯がついている。

 とても山小屋とは思えない快適さだ。
 夕食までに時間があるので、ビジターセンターに入ってみた。

 あまり展示物は多くはない。
 至仏山荘の前の植物研究見本園に散歩に行ってみる。

 何人か散歩に来ていた。
 水芭蕉は水の多い所に群生する。今回は行かなかったが、東電小屋の方には座禅草の群生地もあって、座禅草と水芭蕉とをツーショットで撮れるらしい。
 明日行く方の様子を見に行ってみる。

 明日は、正面に見える燧ヶ岳(ひうちがたけ)を越えて、尾瀬沼まで行く予定だ。

 あちらこちらに水芭蕉が群生している。
 晩飯もなかなかごちそうだ。しかし、スタッフは男がほとんどで、メニューもやや「男の料理」風。生ビールがうまい。

 翌日の弁当も作ってもらったが、強烈に塩辛いおにぎりだった。

 飯食って、風呂入って、明日のために早寝する。
 
 至仏山荘のとなりの「山の鼻小屋」。
 その横にある「尾瀬ロッジ」。

 どちらもゆったりした感じ。