4時に起きて、トイレに行って、散歩に出かけた。 すでに数人が散歩していて、朝もやも良い感じだ。 |
|
写真を撮っている人に声をかけたら、「いや~、2,30分前には、朝焼けがすごくきれいだったんですよ。」と写真を見せてくれた。 くそ~、くそなどしていないで、サッサと出てくれば良かった。 |
|
一旦部屋へ妻を迎えに行ってから、朝飯までゆっくり散歩する。 早立ちの人は、朝食弁当を作ってもらって、どんどん出発していく。 我々は今日は尾瀬沼泊まりなので、ゆっくり7時頃に出ることにする。 |
|
朝食と弁当の(強烈に塩辛い)おにぎり。 途中に小屋が沢山有るので、昼ご飯を食べることはできる。 しかし、今日の予定では、尾瀬ヶ原から尾瀬沼へ抜ける峠の途中で昼飯時になるかも知れないので、弁当をたのむ。 |
|
至仏山荘をでて少し行くと川を渡る。横に看板があって、ヨッピ橋の上流だと書いてある。 振り返ると至仏山の全容が見える。今は道が荒れていて、登山禁止だそうだ。 薄曇りがちょっと残念。昨日は入道雲が出て、抜けるような青空で、まさに絵に描いたような尾瀬だったのだが。 |
|
所々に水芭蕉の群落がある。 全体的には、まだ雪が溶けたところで、一面枯れ草の茶色の平原だ。 よく見ると、何種類もの小さな花が咲いている。一面の大群落になるのは梅雨明けか。 燧ヶ岳に向かってどんどん歩く。 |
|
ほとんど平らな尾瀬ヶ原にも多少の高低はあって、かなり乾燥した部分と、小さな池が点在する所とがある。 おそらく夏には水生の花がたくさん咲くのだろうが、今はきれいな水たまりだ。 |
|
川も何本か流れていて、川の側には水芭蕉の群落がある。 | |
燧ヶ岳が大分近づいてきた。今日は右手の峠を越える。 今回は歌に釣られて水芭蕉の季節を選んだ。水芭蕉と言うだけあって、群落は水の近くに限られる。 ニッコウキスゲの季節になれば、今は茶色い平原全体が黄色一色になるのだろう。それもまた見てみたい。出来れば快晴の日に。 |
|
ヨッピ橋。なんと言うこともない橋だが、尾瀬の案内には必ず出てくるので、記念に一枚。 | |
白樺の林の側を歩く。こういう情景があるので、「夏の思い出」という歌を聴くと、白いレースの飾りの大きな帽子をかぶった、髪の長い少女がゆったりと微笑む、というイメージを持っていたのだが。 山ガールの雑誌から抜け出たような出で立ちの一団が、山靴の音も高くすれ違って行く。 |
|
尾瀬ヶ原のど真ん中、竜宮の辻にある龍宮小屋。 | |
竜宮の辻からどんどん東に歩いて、やっと燧ヶ岳のふもと、見晴らしに着いた。 見晴らしというくらいだから、以前はここから尾瀬ヶ原全体が見晴らせたのだろう。 ここから山道に入って、峠を越えて尾瀬沼まで行く。2時間ちょっとの山登り。 |
|
「もう木道を歩くのは疲れたねえ。」 「ここからは山道やから、土道を歩けるな。」 「まさか山道まで木道にはなってないよな。」 とか言っていたら、この有様で、がっかり。舗装路ほどではないが、木道はつかれる。 |
|
やっと土道になったと思ったら、結構な残雪で、歩きにくい上にルートも不安。 疲れてきた妻は、「道間違えたんとちゃうか。」と不満そう。 |
|
大奮闘のおかげで、なんとか尾瀬沼にたどり着いた。 沼尻の休憩所で、お弁当のおにぎりを食べる。 あまりの塩辛さに、妻は2個の内1個しか食べられなかった。 |
|
尾瀬沼のまわりにも小規模な湿原が何カ所か有って、水芭蕉が群生している。 | |
カシミールで測定してみると、尾瀬沼は面積が約2平方キロメートル、周囲が7km程なので、余呉湖より少し大きい。 伊吹山より高い山のてっぺんに、こんな沼や、その何倍もある湿原が存在するのは驚きだ。 |
|
沼のほとりに長蔵小屋が見えてきた。 ここからは見えないが、その奥にビジターセンターや尾瀬沼ヒュッテがある。 今夜の宿は尾瀬沼ヒュッテ。 |
|
大江湿原の奥からやってきた100人ほどの小学生が、ガイドに案内されてあちこちに分かれて勉強している。 福島県の沼山峠から大江湿原に登れば、尾瀬沼に至るのは簡単だ。 小学生達は午後にやってきて、夕方には下山するそうだ。 |
|
尾瀬沼ヒュッテでも個室に2人きりだった。部屋は至仏山荘よりちょっと狭くて四畳半。 ここも風呂やシャワートイレで快適だ。 夕食まで沼の方へ散歩に行ったりして過ごす。 テラスでコーヒーを飲んでいたら、雨が降り出した。明日の天気が少し心配だ。 |
|
今夜の夕食。 至仏山荘の食事がタンパク質中心だったのと対照的に、野菜中心のヘルシー志向。 こちらは女性の調理スタッフが多いので、そのせいか。個性があって面白い。今夜も生ビールが美味し。 |
|
|