10,11,12月の日記に戻る

 西浅井中学校へ向けて、飯浦から塩津浜へ抜ける、琵琶湖沿いの旧道を走ってみた。

 琵琶湖に面して、具合の良さそうな廃屋を見つけた。

 宿泊施設か何かのようだ。金があれば買い取って、アジトにするのだが。
 生徒達は真剣に討論して、班ごとに発表する。

 結構上手く場を仕切ったり、発表したりする。この時点でできることが、高校生くらいになると、他人の目を気にしてできなくなる。
 中学校も高学年になったり、高校生になると、ガンガン発表したり場を上手に仕切る生徒はいじめの対象になったりする。

 できる生徒も段々目立たないようにふるまうようになる。

 いじめは学校に原因があるというより、日本社会の「目立たない方が吉」という特質によるものだろう。
 薬物教室が終わって、午後の予定もないので、湖西に足を延ばす。

 ビラデスト今津に登り、淡水湖あたりから天狗岩へまわって、箱館山スキー場の方へ降りる。紅葉は30点くらい。

 大変見晴らしがよいので、試しに430MHzで知人を呼んでみたが、聞いていないようだ。
 箱館山スキー場の裏手のゲレンデの、脇の峠を抜ける。

 シーズンも近いので、リフトのメンテをしている人が居た。
 下りの林道の途中に少しきれいなところもあった。
 以前、蛇谷ヶ峰に登った時、地図を見ていて不思議な村を見つけた。一度行ってみたいと思っていたので、足を延ばす。

 ガリバー旅行村(これ自体が山の中)へ行く途中に、道を少しはずれて山中に入ると、周りをすっぽり山に囲まれた村が有る。

 全くの隠れ里のような風情だ。ゆるい斜面に、民家や棚田が張り付いている。
 中には数坪ほどの小さな田もあるが、ていねいに耕されている。

 もっとも、これだけの棚田を維持管理するのは大変だろうから、耕作放棄地もある。

 京都から案外近い(車で1時間くらい)ので、都会の人に棚田のオーナーになってもらう事業もやっているようだ。