庭にかまどを持ってきて、餅米を蒸す。 木のセイロは風情があるが、アルミのセイロの方がずっと早く蒸し上がる。 雨がシトシト降るが、小雨決行だ。 |
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昨日帰省した息子に半分ついてもらう。 60過ぎたからか、仕事を辞めてからゴロゴロしているせいか、体力がずいぶん無くなった。 ひと臼つくと、息が切れる。 今年の餅はものすごく軟らかくて、蒸し方の違いか、米の品種が違うのか、などと話し合う。 |
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丸めようとしても、ベタベタ手につく。お鏡を作って、餅重に並べておいたら、自重で薄っぺらくなってしまった。 これでは、雑煮やぜんざいを作ろうとしても、溶けてしまうのではないか。 |
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途中から子どもたちもやって来て、お餅を丸めるのを手伝う。 毎年のような餅なら、もう少し簡単に丸められたのだろうが。 |
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3番目の臼を、子どもたちにもついてもらう。 「おっちゃんと一緒につかしてもらい。」と言われて、「おにいちゃんと違うのか・・・」。 私が初めて子どもに「おっちゃん」と呼ばれたのは、26歳の時で、今でも憶えているくらいだから、ショックだったのかも。 |
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娘もわりあい子どもの時からついているから、まあまあ上手いもんだ。 腰は入っていないが、若いから力任せだ。 |
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はじめは借りてきた猫のようだったお姉ちゃんも、「おばあちゃんと一緒についてみよう」と声をかけると、やってみることになった。 弟君の方はまだつき足りないらしい。 二人もぶら下がった杵を振り回せるのだから、おばあちゃんも結構なパワーだ。 つきたてのお餅であんこをくるんで、美味しくいただきました。 |
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