10,11,12月の日記に戻る

 リターンロスブリッジの出来不出来は、「AとBの抵抗を同じにする」、「バランの同相阻止能力を大きくする」、「迷結合による通り抜けを無くす」くらいしか、工夫する余地がない。

 抵抗AとBは出来るだけ同じ値だが、キッチリ50Ωである必要は無い。

 ただ、入出力が50Ωなので、リターンロスブリッジ全体を50Ωに整合させておくと、間違いがないような気がする。
 100Ωのチップ抵抗、1リール2,500個。

 500円とは安いなあ、と思ったら、製造が2008年だった。ビンテージものだ。
 こんなんだもんね。5個で1円。

 両面テープでノートに貼り付けてから、抵抗値を測定する。

 偏りがひどくて、ほとんどが96オーム台だが、ばらつきが小さいので、同じ値の抵抗がいくらでも見つかる。
 選別した抵抗を2個ずつ並列にして、抵抗AとBを造り付けにする。

 昨日のダミーロードと同じ紙エポのチップに、左右に同じ値の抵抗を振り分けて半田付けする。

 中央がRFIN、左右にリファレンスと測定対象をつなぐ。
 選別した抵抗がもったいないので、結局15個も作ってしまった。

 要領が分かったので、まだまだいくらでも作れる。

 安いデジタルテスターで測ったので、絶対値は怪しいものだが、バランスは+-0.2%に収まっているはず。