1,2,3月の日記に戻る

 石道寺から飯福寺に抜ける道は、まだ雪が結構あった。

 飯福寺までは長靴の足跡があるし、己高山方面へは登山靴が往復した形跡がある。

 この時期、こういうマイナーな山に登る人が居るのだなあ。
 雪の中では、ただの雑木林も美しい。

 遭難する危険を冒して冬のアルプスとかに登るのも良いのだろうが、己高山くらいで残雪を見るのも良いものだ。
 もう春の準備をしているのか、小鳥のさえずりがよく聞こえる。

 小鳥や小動物が随分減ったが、この時期になると、まだ結構居るのかと思う。
 いつもの所。複数の足跡がある。時々はお詣りする人も居るようだ。
 獣たちも、やっぱり歩きやすいところが良いとみえて、道沿いに獣道ができている。
 タラの芽もふくらんで、時期を待っているが、今年は鹿が多いので、ちょっとでも顔を出したらかじられてしまうのだろう。
 杉の花は、もうちらほら咲いている。このくらい数が多いと、今年は花粉症の人はキビシイかも知れない。
 座禅草はせっかく咲いたのに、雪が降って押しつぶされてしまった。

 雪が融けて、また顔を出したが、哀れな姿に。