4,5,6月の日記に戻る

 この写真はケレスから5000km程のところから撮られたものだ。

 他にこのピラミッドを真横から(即ち、ピラミッドがケレスのフチに来たときに)撮った写真もある。

 この小惑星の平坦さと比較して、異常にとがった構造物が、小惑星の中にたった一カ所だけ存在する、という特異さだ。
 これは以前ドーンが送ってきた光点の写真だ。

 光点が影の側に入っても、明るさがほとんど変わらない。輝線が太陽スペクトルと違う。などの理由から、太陽光の反射ではないことが分かる。

 また、色温度が高い事から、火山活動などでは無い事も分かる。
 これはさらに接近してからの写真だ。

 中央の光点のエネルギー密度から、エネルギー源は核融合またはそれ以上(!)の人工エネルギーと判断された。

 しかし、これほどのエネルギーを放出している理由は不明だ。
   

 地球の近辺でこれほどの文明を持っているのは、おそらくガミラスだろうと推定されるが、放出されているエネルギーの大きさから、基地の照明が漏れているとかではあり得ない。あえて宇宙に向けて放出されていると考えるべきだろう。

 しかし、光の強度やスペクトルの変動は見られず、通信のたぐいではなさそうだ。


 CNES(フランス国立宇宙センター)の一部の学者からは、いわゆる「宇宙ハエ取り紙」ではないか、という説も出されている。

 つまり、SF映画でよくあるやつだ。救難信号が出ている未知の宇宙船に探査に入ってみると、罠がしかけられていて・・・云々。


 ところで、フランスでは「ハエ取り紙」と言えば普通に理解してもらえるんでしょうかね。日本の若者にハエ取り紙と言っても、イメージが湧かないと思うのだが。