4,5,6月の日記に戻る

 登山口のすぐ近くまで車で入れるのだが、己高庵に車を置いて20分ほど林道を歩いてウォームアップ。

 よく登山のウォームアップにストレッチをするが、普通のスタティックストレッチは、本当は良くない。

 運動前はダイナミックストレッチ、即ち、ラジオ体操が良い。
 最近谷コースを通ったことがないので、今日は尾根コースを登って谷コースに下りることにする。

 己高山は鶏足寺跡も山頂も木が繁っていて、見晴らしは良くない。

 コース途中も、鉄塔のあたりと馬止め展望台の2カ所しか展望はない。他はこんな感じ。雰囲気的には悪くない。
 鉄塔のあたりからは山本山や琵琶湖、竹生島、対岸の山々が見える。

 鉄塔は敦賀の原発からの送電線。今は稼働していないので、逆に、原発を維持するための電力を送っている。
 登山口から1時間ほどで六地蔵に着く。

 ネットで見ると、六地蔵なのに7体有る、と書いたサイトやブログが沢山有る。

 六地蔵だから六地蔵だろう。真ん中はどう見ても地蔵さんではない。

 この場合、中尊は阿弥陀仏かお釈迦さんだろう。
 「うまどめ・うしどめ」に関しては諸説有る。

 馬や牛はここまでしか登れなかったので、「馬止め・牛止め」。

 馬はここまでしか登れなかったので、ここに留めておいた牛に乗り換えた。だから、「馬止め・牛留め」。

 はてさて。
 六地蔵からうしどめ展望台までは30分くらい。

 うしどめ展望台からの展望。山本山や竹生島が見える。

 天気が良いと近江八幡の辺りまで見える。

 このあたりにはちょっと花が咲き始めている。
 先だけが無くなっている笹の葉が多い。

 シカが食ったのだろう。以前より笹が少なくなっている感じがする。

 湖西の山や鈴鹿の山では笹原が無くなってしまったところも有るそうだ。

 以前はなかったことだが、今はこのあたりの山に登ると、シカに出会うことが多い。
 うしどめ展望台から30分で鶏足寺跡。

 鶏足寺跡に着くと、知人のYさんが大阪の女性グループを案内してきて、昼食中だった。

 山菜採りに来たそうだ。今頃だとコゴミの時期だろうか。

 立ち話をしていたら、団体さんが登ってきた。
 鶏足寺跡から横がけの道を通って山頂まで20分。しめて登山口から2時間半くらいか。

 山頂付近には、まだ少し雪が残っていた。

 夏場はほとんど展望がないが、この時期は近くの山々が見える。
 金糞(右)と白倉岳(左)。

 知人が雪のある内に、己高山から金糞まで縦走しないかと言っていたが、もうちょっと遅い。

 結構なヤブなので、雪のない時は大変だ。

 以前7月に登ったら、8時間ほどのヤブこぎだった。
 下りは谷コースを行く。

 六地蔵より少し登ったところに、尾根コースと谷コースの分岐がある。

 案内板は半分壊れていて分かりにくいが、分岐らしい分岐はここしかないので、すぐ分かる。
 下っていくと、初めはしっかりした道だが、杉や檜の植樹帯に入ると、道が流れてしまって分からなくなったところがある。

 水のない緩やかな谷なので、そのまま下っていけばよいのだが、山慣れない人には気持ちが良くないだろう。

 一般道としては、もう使わない方が良さそうだ。
 谷コースの登山口まで下りてきた。

 ほぼ林道終点にあたるが、林道自体も荒れてしまっている。

 急な谷川沿いの林道なので、増水時には洗われしまう。設計ミスだ。

 林道を下っていくと、尾根コース登山口に着く。