367号線の大原小出石町信号で477号線に入る。 調子よく走っていたら、いきなり車線が半分に。やっと対向できる程度の、林道みたいな道になってしまった。 |
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しばらく登ると、標高650m程の峠がある。峠をちょっと越えたところが百井だ。 30戸ほどは有るだろうか。新しそうな建物がある。こんな山中(失礼?)に新しく家を建てるとは感心な。 相当雪深いのではないかと思われるが。 |
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百井の集落に入っていくと、分岐がある。 鞍馬まで約9キロとあるから、帰りはそちらへ行っても良いかも。 とりあえずは、大見へ向かう。 |
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分岐から100mも行かないところに、大原小学校の百井分校がある。 平成3年から休校だそうだが、再開される事は無いだろう。 窓からのぞくと、木造の綺麗な校舎だった。 |
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何故か立派な相撲の土俵がある。十分使えそうだ。 | |
校庭に、バレーボールが落ちている。 平成3年から落ちているとも思えないが。 ググったら、平成11年には、このボールは存在したようだ。 |
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百井から大見までの道は狭いが、舗装は荒れていない。 天気の良い日なら、ノンビリしたドライブだ。ただし、谷川に落ちないように。 |
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大見には数軒の家が残っている。割と手入れがしてあって、廃屋という感じではない。 厳重に囲った畑は、現状でも耕作されているようだ。 |
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軽トラが何台かと、何人か人影もみえた。 作業をしていた老人に声をかけてみた。 ここには住んではいない。京都市内に降りて、時々通ってくると言う。 市内からは1時間程度だと思うが、やはり懐かしいのだろう。 |
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ここにも学校があった。 ググってみると、大原小学校尾見分校とある。昭和48年に一時閉鎖らしい。 一時閉鎖とは何だろう。休校ではないようだが。 校庭のサクラが満開だったのが、余計にさびしい。 |
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大見集落の中に分岐があった。左京都、右若狭。ここは鯖街道だったらしい。 京都方面は、地形図を見ると点線になっている。若狭方面は、峠を越えて尾越の先までいける。その先はトンボで有名な八丁平だが、林道は行き止まりになっていた。 どちらに行っても、行き止まりだ。歩きかマウンテンバイクなら抜けられるらしい。 |
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尾越はむろん廃村だが、さらに奥に別荘らしきものが有った。 酔狂というか。石造りのピザ釜が有ったりして、いかにもだ。なんでまたこんな所に。 |
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尾越を超えて林道をドンドン行くと、残念だが車止めに突き当たる。 向こう側に見えるのは林業後継者交流センターとかいう施設だ。 車を置いて、もう少し先まで行ってみる。 |
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車止めの先の林道は、所々崩れているが、軽トラなら行けそうな気がする。まあ、仕方がないか。 八丁平まであと3kmほどなので、歩いても往復1時間ちょっとだ。 足が悪くなければ、せっかくここまで来て引き返さないのだが。 |
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引き返そうとしたら、道をテンが歩いてきた。 こちらに気がつかずに、トコトコやってくる。 |
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谷川に降りて、土手を一生懸命掘り返している。 虫かミミズでも探しているのだろう。 こちらは道から見下ろす位置にいるので、気がつかないようだ。 |
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あまり気がつかないので、こちらから声をかけたら、やっと気がついて、あわてて逃げていった。 毛皮が非常に高価な、黄テンというやつだ。まだ冬毛のままのようだ。 |
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尾越まで戻ってみると、一軒の家の煙突から煙が出ていた。近寄ってみると、玄関先に軽トラが止めてある。 ここにも時々やってくる人が居るのだろう。 故郷は離れがたいものだ。 |
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元来た道を途中峠まで引き返す。 途中峠からは堅田に下りずに、安曇川沿いに朽木を通って帰る。 来る時にはあまり気にしなかったが、山ツツジが沢山咲いていた。 |
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途中峠の近くに喫茶店が有ったので、休憩に立ち寄った。 インテリアにすごく凝っていて、テーブルもイスも「うす」で出来ている。ケヤキのうすだろうか。ずいぶん大きくて、重たい。 それが10個以上ある。 |
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喫茶店なのに畳の部屋があって、打ち掛けや大皿が飾ってある。 外のテラスに餌がまいてあって、トビが集まってきている。 |
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外の斜面がまた、見事な八重しだれ桜の満開だ。 手間がかかっていそうだが、儲かってるのかな。 |
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安曇川を下って、湖周道路に出る。山の斜面に、マキノの別荘地が見えたので、またまた道草を食う。 バブルの頃に開いた別荘地は、かなり荒れて、雑草に囲まれているのも多い。舗装も傷んで、道の真ん中に草が生えている。 かわいらしい山小屋風の家が点々としているが、別荘というより、山中の一軒家かマヨヒガかという風情だ。 |
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何とかいう引っ越し屋さんのコマーシャルのロケ地の並木道を通って、今度こそ道草せずに帰るぞ。 と思ったのに、本屋さんに寄ってから、高時村に帰着。 ありゃ、鞍馬に行くのを忘れてた。 |
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