4,5,6月の日記に戻る

 木之本署のNさんが不審者の役をしていた。

 駐車場で待機していた私たちにも、彼のわめき声が聞こえる。

 小柄な彼はいつもメロディちゃん(木之本署のマスコット)の着ぐるみを着るお仕事をしている。

 先生方が本気でびびるほどの迫真の不審者が、メロディちゃんの中の人だと知ったら、子供達はどう思うだろう。
 上は、パトカーで駆けつけた駐在さんに確保されたNさん。

 こっちはメロディちゃんバージョンのNさん。

 市販の猫の着ぐるみに、木之本署の職員が制服を手作りしたという。
  ダムカレーがトレンドなのだそうだ。

 ちょうど昼時なので、徳山会館で「徳山ダムカレー」を食す。

 徳山ダムはロックフィル式ダムだ。

 右側が上流、ご飯が堤体、上の溝が洪水吐きに見立ててある。
 右側のダム湖部分にカレーを注ぐと、洪水吐きから下流に流れ落ちる。

 この時、「放水っ!!」と大きな声で叫ぶのが、正式の食べ方(どこのダムカレーでも共通)らしいが、私は恥ずかしいので、小さい声で唱えただけだった。

 ダメな私ね~。
  徳山会館からさらに奥(黒谷を戸入・門入方面)へ行ってみる。

 道ばたに、食い散らかされたイノシシの死骸が落ちていたりする、ワイルドな山道だ。

 村が有った場所までの新しい道をつける、というのが立ち退きの条件だったらしい。
 実際、工事を始めたのだが、予算をはるかに上回って、途中で投げ出してしまった。

 結局道は行き止まりで、そこは広場になっていた。

 約束が違うという事で、数年前には裁判を起こす話も出ていたはずだが、どうなったのだろう。
 帰りに藤橋城に寄る。

 見かけは城だが、中身は天文関係の展示とプラネタリウム、というすごい発想の施設だ。隣には天文台も併設している。

 申し訳みたいに、甲冑がいくつか展示してあるのが面白い。

 以前は入場制限が必要なくらい人気だったらしい。
 さらに帰ってくると、こんなカンバンを見つけた。

 何と、この林道の奥にレストランが有るようだ。立地もなにもあったもんじゃない。

 普通の車で行けるのか。
 落石がゴロゴロしている林道をしばらく上ると、谷川の側の杉林の中に、それはポツンと有った。

 「イワナの森」という店らしいが、本当は「山猫軒」じゃないか。

 荒れてはいないが、閉店しているようだ。閉店して正解だな。

 客が道中で遭難したら、まずいもんね。