7,8,9月の日記に戻る

 これはパイロットが2人だから、芝浦工大の機体かな。パワーは2倍、機体重量(パイロット込み)は1.7倍くらいなので、1人乗りよりやや有利なはず。

 鳥人間も30年以上も続くと技術的には煮詰まってきているはずだが、各チームとも何とか工夫を凝らして優勝しようと頑張っている。
 次に飛ぶチームは、プラットホームの手前で、機体を支えながら待っている。

 これだけでも結構な体力だ。

 競技のためと言うよりは、番組制作上の都合で、かなり長い間待たされる。
 高所作業車のカメラ。

 この炎天下に1日中あんな所にいて大丈夫か。それとも、案外上は涼しいかも知れない。

 トイレはどうするのだろう。

 とか、余計な心配をする。
 放送席と、観客席。

 観客席は狭いし暑いし。その辺をウロウロしている人や、松原の方から見ている人も多い。

 ディスタンス部門で、距離が伸びると、観客席からは見えない。

 ベストのビューポイントはこの裏手で、慣れた人やカメラマンはそちらに陣取っていた。
 準備をしているチームに近づいて、機体をよく見ると・・・。

 補助翼が電動で動く事や、工作精度があまり良くない(この程度で十分なのか)という事が分かる。
 テレビ局のクルーが何十人も走り回っていたが、みんな若い。

 去年、声をかけて話を聞いたら、こういうイベントは若い者が担当するのだそうだ。

 年配のカメラマンが途中で熱中症とかになったら面倒だしね。

 番組を見ると分かるが、道理でカメラワークが下手なわけだ。
 スポンサーのイワタニが水素を供給している関係で、トヨタのMIRAIが展示してあった。

 展示車にしては汚いなと思ったら、イワタニの社用車をそのまま展示したという。

 説明していたお姉さんがイワタニの人で、車の方はよく分からないと言っていたが、なかなか面白い話が聞けた。
 鳥人間コンテストを題材にした「鳥ガール」という映画を作るそうで、映画関係者がウロウロしていた。

 そう言えば、シロートさんじゃない雰囲気も。

 大会後、撮影があって、息子がエキストラに出た。
 近頃はイベントの撮影にドローンが使われる事が多くなった。

 去年と同じ6枚プロペラだが、大分大型になったようだ。

 ボートで待機していて、いざとなると、ヒョイとポップアップしてくるので、アクション映画の一場面の様で面白い。
 これは好成績を出した機体。向こうに見えるのは多景島。

 ドローンと沢山のボートを引き連れて、竹生島の方まで行ってしまった。

 実はこの上空にはヘリも飛んでいる。
 もう数kmは飛んだ。肉眼では見えない。

 はじめの頃は、「何百m飛んだ」と言って大騒ぎしていたのだから、まったく夢のようだ。
 フライトが終わったチームが記念撮影をしている。

 成績はどうだったか知らないが、本当に楽しそうだ。
 戦いすんで、お片付け中のプラットホームを背景に記念撮影する外国人。

 片付けではなくて、映画撮影の準備かも知れない。