10,11,12月の日記に戻る

 初めはこんな感じ。

 ヘンテナは短縮率1.0が良いというので、その計算で作りっぱなしの結果。

 435MHzで計算したが、420MHzでSWRが下がっている。
 調整後。

 435MHzピッタリで、SWRも少し良くなっている。

 それにしても、スペアナは強力だ。この調整をSWR計だけでやっていたら半日かかる。

 スペアナだと、ここまで追い込むのに、15分ほどだ。
 ところがこれを屋根に上げると、こんな事になってしまう。

 櫛のようになっているのは、同軸ケーブルの長さによる共振だ。元のアンテナがSWR=1.0になっていれば、こんなことは起きない。

 全体に下がっているのは、同軸ケーブルによる減衰だ。430MHzでは5dBほど悪化しているように見える。
  ところで、これはこの間修理したハットヘンテナの特性だ。バンド幅もSWRも普通のヘンテナより大分良い。

 ところが、実際に送受信してみると、普通のヘンテナの方が性能が良い。

 単純なデータだけではアンテナの善し悪しは分からない。それがまた面白い。