4,5,6月の日記に戻る

 一気に作った5本のアンテナ。

 とっかえひっかえ調整できるように、構造やフィーダー、コネクタなどを統一しておく。
 エントリーナンバー「1」

 ただのダイポール。

 基準のために作った物。これでもSWRは1.0近くだ。

 ただし、それはSWR計の感度が悪いからで、実際はもっと高いはず。
 エントリーナンバー「2」

 λ/2ハットヘンテナ。

 何しろ小さい。直径も高さも4cm弱。

 垂直方向の指向性はあるが、水平方向が無指向性なので、普通のヘンテナほどのゲインは期待できない。
 エントリーナンバー「3」

 3エレ、ヘンテナ。

 ヘンテナは1エレであってこそ、その長所が生かされる。多エレ化は邪道。

 と思っているが、邪道もまた面白い。

 1エレの2倍くらいのゲインはある。
 エントリーナンバー「4」

 5エレ、ZLスペシャル。

 HB9CVと違って、ZLは反射器を増やしてもゲインが上がらないので、導波器を増やす。

 ZLは5エレが一番調整しやすいようだ。
 エントリーナンバー「5」

 大本命。JAMSAT型10エレ八木。

 いわゆる500円アンテナ。

 簡単に作れて高性能だと言うがどうか。
 ZLスペシャルを作っている途中。

 2エレ部分を決め打ちで作っておいて、導波器を調整して仕上げる。

 導波器を2,3mm動かしただけで、ゲインが大きく変わる。

 こうやって実験すると、微妙な調整が面白いほど簡単にできる。
 4mほど離した電界強度計と、SWR計を同時に見ながら調整する。

 アンテナによっては、SWRの最小値と電界強度計の最大値が一致しない。

 SWRも良いに越したことはないが、電界強度計を優先して調整する。
 電界強度計での調整や、実際のQSOの結果から、結局、ZLスペシャルがベストに選ばれた。

 JAMSAT型10エレ八木は残念ながら予選落ち。

 早速、ZLを屋根に固定して、メインのアンテナにする。
 ところで、これは50MHzのアンテナ。

 垂直偏波の上に、短縮型なので、大変具合が悪い。

 これも何とかせねばと思ってはいるのだが。

 1200MHzのアンテナに慣れてしまうと、50MHzの巨大なアンテナをどうこうするのは、腰が引けてしまう。