大見を通って、赤子山スキー場から登ることにする。 大見バイパスの橋も開通して、一部が未接続だが、一応通れる。 大見の村の中の細い道を通るよりマシなので、そちらへ行ってみた。 |
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バイパスから林道が分岐していて、この先から菅山寺に登ることも出来る。 このコースは標高差も少ないので、以前は登りやすかった。 しかし、こちらから登る人が少ないので、今は登山道が荒れている。 |
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赤子山スキー場。 標高差は100mも無いだろうか。ミニスキー場だ。 夏場のキャンプ場としての方が賑わっているかも知れない。 |
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ウッディパルには何台かの車が止まっていた。 連休をコテージで過ごすつもりだろう。 |
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ウッディパルの横から林道を登ると、山頂まで車で行けてしまう。 山頂の駐車場は広くて、ここでアマチュア無線の移動運用をしているのを何度か見かけた。 |
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2,3分も歩かないうちに菅山寺への下降分岐に至る。ここは坂口や木之本からの道との十字路になっている。 このコースで菅山寺に登るのは、「山登り」でなくて「山下り」だ。 いきなり下りなので、ヒザが痛い。ソロリソロリと降りる。 |
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道ばたに歴代住職の墓がある。 無住になって久しいので、墓も崩れた物が多い。 |
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山門。 両側のケヤキは樹齢1300年。菅原道真が44歳の時に1本の梅と共に植えたという。 梅の木は残っていない。 道真は903年に59歳で没しているので、1300年では多すぎるが、まあ、誤差範囲内ということで。 |
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菅山寺の石垣に生えるユキノシタ。 アントシアンが多くて、普通のユキノシタより赤が随分濃い。 浸透圧の実験のために、何度か採りに来たことがある。 家の近くに移植してみたが、色が褪せてしまった。土壌の違いか、水のせいか。 |
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お目当ての鐘楼。 あらまあ。破損がひどくて、崩れかけている。 梵鐘は取り外して、坂口に降ろしてあるようだ。 せっかく来たのに。残念なり。 |
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経堂。 賤ヶ岳の合戦で焼失して、江戸時代に再建された物。 再建された時には、収蔵されるべきお経は無かった。 いつかお経を収めたいとの思いから建てられたものだ。 |
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屋根が壊れ始めている。 こうなると崩壊までは早い。数百年立ち続けても、人が居なくなると、あっと言う間だ。 あと10年くらい、長くても20年はもたないだろう。 本堂など、他の建物も同様か、さらに破損が進んでいる。 |
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菅山寺には宋版一切経一万巻が収められていたが、徳川家康が聞きつけて、強奪していった。 東京の芝増上寺には3種類の一切教があるが、そのひとつだ。国指定重要文化財になっている。 いつか取り戻して、ここに収めたいと、作られた輪蔵。 空のまま数百年守り続けられたが、ついに経を収められることなく朽ちようとしている。 |
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朱雀池。菅原道真がお気に入りの場所だったそうだ。 石を投げると雨が降るといわれる。 小学校の遠足の時、イタズラをして、一天にわかにかき曇り、ずぶ濡れになったことがある。 |
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クロツグミを撮りに来たという人。 今日はカメラを持った人によく会う。 帰りにウッディパルで、撮影会か何かのイベントかと聞いてみたが、知らないと言う。 夏になると、アカショウビンを撮りに来る人が多いらしい。 |
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朱雀池のほとりにある近江天満宮。 こちらも屋根が崩れかけている。 若い頃、遊びに来た時は立派な建物だったのに、とシンミリする。 池をグルッと回って帰る。 |
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帰りに坂口の菅山寺里坊「弘善館」へ寄ってみた。 ここに菅山寺の梵鐘が有るらしいが、無人でカギがかかっている。 観光協会にでも連絡して、後日また来よう。 |
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