とりあえず金居原から林道を上れるだけ登る。林道は舗装してあるが、もう使われていないので、木が覆い被さっている。 軽トラでバリバリと押しのけて登って行くと、土砂崩れで行き止まりだ。 車を置いて、そのあたりの斜面に取り付く。 |
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普通、車でこういうことはしないかもね。 木の枝をバリバリガリガリと押しのけて進む。 全面鉄格子にして、マッドマックスみたいにしようかな。 |
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谷川の斜面に石垣を積んで、その上を棚田にしてある。 上の地形図を見ると分かるが、普通に考えれば、田んぼが出来る様な地形ではない。 先人の執念を感じる。 |
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棚田の一枚々々は10m四方も無い。 急斜面なので、かなり高い石垣が積んである。 耕作できなくなって、杉が植林されたが、それも放棄されて、荒れ果てている。 もとが田んぼなので、泥沼のようになって、歩きにくい。 |
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分かりにくいが、あぜ道だ。両側を石垣で積んである。 時には台風などでかなりの水量が流れたはずだが、長年月放置されても崩れていない。 |
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熊の新しい爪痕。縄張りの印だろう。 今頃は子連れの熊も多いので、うっかり出会うと命に関わる。 とは言え、山で本当に危ないのは、イノシシやスズメバチだ。 熊は、十分な距離で気がつけば、向こうが先に逃げてくれる。 |
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こんな眺め。 さすがに強固な石垣も徐々に崩れ、倒木が川をせき止めると、地形まで変わる。道は全くなくなっている。 人の手が入らないと、2,3十年で、すでに自然に帰ろうとしている。 今日は偵察のみとして、私もこの辺で引き返して、家に帰ろう。 |
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