4,5,6月の日記に戻る

 とりあえず金居原から林道を上れるだけ登る。林道は舗装してあるが、もう使われていないので、木が覆い被さっている。

 軽トラでバリバリと押しのけて登って行くと、土砂崩れで行き止まりだ。

 車を置いて、そのあたりの斜面に取り付く。
 普通、車でこういうことはしないかもね。

 木の枝をバリバリガリガリと押しのけて進む。

 全面鉄格子にして、マッドマックスみたいにしようかな。
 谷川の斜面に石垣を積んで、その上を棚田にしてある。

 上の地形図を見ると分かるが、普通に考えれば、田んぼが出来る様な地形ではない。

 先人の執念を感じる。
 棚田の一枚々々は10m四方も無い。

 急斜面なので、かなり高い石垣が積んである。

 耕作できなくなって、杉が植林されたが、それも放棄されて、荒れ果てている。

 もとが田んぼなので、泥沼のようになって、歩きにくい。
 分かりにくいが、あぜ道だ。両側を石垣で積んである。

 時には台風などでかなりの水量が流れたはずだが、長年月放置されても崩れていない。
 熊の新しい爪痕。縄張りの印だろう。

 今頃は子連れの熊も多いので、うっかり出会うと命に関わる。

 とは言え、山で本当に危ないのは、イノシシやスズメバチだ。

 熊は、十分な距離で気がつけば、向こうが先に逃げてくれる。
 こんな眺め。

 さすがに強固な石垣も徐々に崩れ、倒木が川をせき止めると、地形まで変わる。道は全くなくなっている。

 人の手が入らないと、2,3十年で、すでに自然に帰ろうとしている。

 今日は偵察のみとして、私もこの辺で引き返して、家に帰ろう。