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 データの整理の方法は、以下の3つしかないが、「ネット」形式で整理することは、ごく少ないデータでなければ不可能だ。

 だから、たくさんの情報を整理する場合は、「ツリー」でやるか、「表」で整理するかを考えれば良い。因みに、タグによる分類は、多次元の表の一種だが、人間には完全にフォローすることはできない。

 「ツリー」は発想を広げたりするのに良く、「表」は既にあるデータを整理するのに適する。

 パソコンのノートアプリも、どちらかの整理の仕方をしている。
 (1) ツリー構造で整理する。概念をだんだん分解して、細かい枠を作り、そこへデータを入れ込んでいく。

 例えば、本の章や節の立て方。マインドマップ。フィッシュボーン、KJ法、コンピュータのフォルダ(ディレクトリ)など。

 ワンノートはこのやり方。
 (2) 表による分類。ある情報を属性によって、枠に入れる。普通は2つの属性で分類して、表形式にするのが、見やすく、理解しやすい。

 一つの属性で分類するのが、「リスト」。3つ以上の属性で分類するのは難しいが、工夫によって何とかできることもある。(例えば、色分け。)

 エバーノートのタグによる分類はこちら。
 (3) 関連するデータを芋づる式につないでいく。

 典型的なのがインターネットのハイパーリンクだ。

 人間の記憶もこのような構造をしているようだが、意識的にデータをこの形式で整理することは、普通の人間には、おそらくできない。